最近読んだ本

性と暴力のアメリカ―理念先行国家の矛盾と苦悶 (中公新書)

性と暴力のアメリカ―理念先行国家の矛盾と苦悶 (中公新書)

アメリカの性に対する態度、暴力に対する態度の特殊性を解き明かす本。アメリカに住んでいると普通に知っていることでも、日本にいると感覚が分かりにくいこともあるので、そういった理解を深めるには良い本だと思う。ただ、特殊性を強調しすぎたり、因果関係のなさそうなところに強引に見出そうとする感じを受けたりする部分がややあった。たとえば、映画における暴力性がアメリカ映画では際立っているという主張だが、余りそういう感じを持ったことはない。アメリカ以外でも暴力を描く映画は映画は多い。定量的に議論すべきじゃなかろうか。
獄窓記

獄窓記

いまさらながら読んだ。秘書給与問題で最初に逮捕され有罪判決を受けた山本譲司衆議院議員の回想録。政治の世界に飛び込むところから、逮捕・判決・収監・出所まで。