Michigan State takes the BigTen Title

このブログの数少ない読者の誰一人として興味がないだろうけど、MSUのバスケットボールチームが、昨日の@Illinoisゲームに勝つことで今年のカンファレンスタイトルを獲得した。2001年以来初タイトルなので、私が渡米後、彼らのファンになってから初タイトルになる。結構うれしい。

回りにMSUファンがいないので、静かにしているが、バスケットボールチームの動向はかなり詳しくチェックしている。(とはいえ、シーズン当初はアメリカにいなかったので、例年に比べると、熱は低いが。)

今年の、チームはやけにアウェイゲームに強く、また、相手が強くてプレッシャーのかかる試合に強さを発揮するようだ(いくつかの試合を除くが)。これは、私が彼らを応援しだした2003-2004あたりのシーズンと比べると、隔世の感がある。あの当時は、みんないい子で、プレッシャーに弱く、重要な試合の終了が近づくと誰もショットを積極的にうとうとしなかった。また、フリースローの平均は全国一位だったりするくせに、緊張のかかる場面ではボコボコはずしていた。とはいえみんな性格のよさそうなプレイヤー達で好きだったのだが。(逆に今のチームは、気が強そうというか、むしろワルそうなプレイヤーが多い。)

今年のチームは、オフェンスは二年生のPGのLucasを中心としてよく機能している。Mateenの時代をリアルタイムでは知らないので、Lucasは間違いなくベストのPGだ。ボールハンドリング、パス、フィジカル、シュート、メンタルのいずれにもこれといった欠点がない(顔がおっさんくさいのであんまりもてなさそうだけど。口ひげが似合わないことを誰か注意してやったほうがいいと思う)。彼は身長が公称で6フィートしかなく、おそらくはNBAにアーリーエントリーすることは難しいと思うので、これからの2シーズンは彼が健康でプレーできれば、かなり期待が持てると思う。

ディフェンスに関しては、今年はperimeter defenseが良い。インサイドは強いけど、アウトサイドはザルというのが例年のチームなのだが、今年はよく守っていると思う(ディフェンスにやる気のない選手もいるけど。)まあなんだかんだいって、インサイドが圧倒的に層が厚いのが、信頼感につながっていると思う。リバウンド数で例年になく相手を圧倒してるし。CのGoran Sutonはよい選手に育ったし、ワンポイントで使われるIdong Ibokもたまに目を見張るような活躍をする(昨日の試合も、相手のCのTisdaleに試合を持っていかれそうになったが、そこで投入されたIbokが重要なブロックを決め、流れが変わるのを防いだ)。

来年以降の話をすると、大きい選手が今年3人卒業するので、こちらは未知数、というかはっきり言って不安。来年の新入生はセンターが2人だが、NBA ready というほどでもなさそうなので、いきなり活躍するのはそれほど期待できない(背もそれほど大きくないし)。

とまあ、このようにしていくらでも書けるのだが、きりがないのでこれくらいにしておく。とにかくうれしい。