アメリカの保守ってすごいよね

最近車を運転するときに、アメリカの保守派のイデオローグ*1ラシュ・リンボー・ラジオを聞いたりしてるのだが*2アメリカの保守はすごいよね。リスナーが電話をかけてきて、ラシュが答えるコーナーがあるんだが、今日は、「左派の教師どもが子供を洗脳するから、子供を学校に行かせずホームスクーリングさせていて、その家での学習の一環で、ラシュ・リンボー・ラジオを訊かせている」お母さんが、保守的な考え方を広めるにはどうしたらいいか、という提案をラシュに電話していた*3。最近の話題はなんと言っても、保険制度改革だ。現行の法案は、全ての民間保険業者を潰すためのリベラルの陰謀なんですって、奥さん。

とある友人は、去年の大統領選挙前に親戚が、「オバマってイスラム教徒なんだよ、知ってたか」とか電話してきてマジうざかったって言ってたし、ミシシッピのとある世論調査では、56%の対象者が、「エイズは非道徳的なセックスに対する神罰だ」と答えた、という話だし(Gelman 2008)、アメリカの保守の熱さは、ネトウヨなんて目じゃないよな。

(追記)調子に乗ってふざけすぎたか、と、やや反省している。自分はアメリカ的な基準からすると結構リベラルだと自負しているが、ここまで極端な保守はちょっといきすぎにしても、一般的な保守の主張もある程度の理があるとは思っている。ただ、彼らは社会の現状に対する認識が狭量だと思う。それも仕方ないのかな、とも思うけど。

*1:あんまり論客とかいいたくない

*2:15分くらいでお腹いっぱいになるので、チャンネルを変える

*3:提案自体はしょうもなかった。一つは、子供を保守洗脳キャンプに送って、more advanced conservative educationを受けさせようみたいな話だった。