※ただしイケメンに限る

The Monkey Cage経由。イケメン度が上院選挙でどれほど投票に影響を与えるか研究してる人がいるみたい*1

http://www.themonkeycage.org/2009/11/does_it_matter_if_candidates_a.html

アブストラクトによると、イケメン度は無党派層に特に大きな影響があるみたいだけど、選挙結果がイケメン度で決まった州はないから心配すんな、と。論文はここで読める。

http://ryandenos.com/papers.html

メソッドをちゃんとは読んでないけど、だいたいこんな感じ。ラボで被験者にイケメン判断させる。手続きは、ディスプレイ上に2人の候補者の顔をランダムに表示して、どっちがイケメンか(facially competent)を判断させる。このバイナリーチョイスを蓄積して、イケメン度を測定する。で、個人の投票に対する影響では実際のサーベイを用いた投票モデルに、上述の方法で測定したイケメン度をfixed effect的に入れるってことみたい。

p.241の表がなかなかキツい。挑戦者の顔が普通だった場合と比べて、どれほど投票結果が動いたかを推定結果からプロットしたもの。「イケメン度でこんなに差がつく選挙結果」って感じか。ちなみに、最もイケメンで得をしたSouth Dakota 2002の挑戦者はこいつ。まあ確かに。日本で同様の研究をしたら、ふざけてると思われるかね。

*1:実際にはfacial competenceを測定してる。しかし筆者たちも、competenceの解釈は被験者にゆだねてるっていってるから、強引だがイケメン度って言ってもいいだろう